2030ビジョンプロジェクトは、草の根活動でビジョンをつくり実現する取組みで、2008年にスタートしました。
皆が何となく将来に不安をいだきながら、この国がどこに向かっているか分からずにいることに危機感を覚えたからです。
そこで、当時は22年先だった 2030年をターゲットとして、この国のありたい姿を皆で考えて共有し、その実現に向けてともに行動していこうということで、活動を始めました。
2010年までに、30回近い検討会やフォーラムを開催し、全体として目指す姿、及び 一人ひとりの生活とこれを支える持続可能な社会像。また、その実現に向けた取組みを検討しました。
2011年1月からビジョンの纏めをスタートしましたが、3月11日に東日本大震災が発生しました。
そこで、「20年先の日本より、今の東北が優先する!」と考え、一番大変な状況にあった福島県南相馬市を訪れ、4月から「東北コミュニティの未来・志縁プロジェクト」を立上げて 復興支援活動をスタートしました。
このため、2030ビジョンプロジェクトを一時中断しましたが、2013年から活動を再開し 新たなメンバーも加わって様々な取組みを始めました。
ロゴも新しいものにして、HAPPYで希望が持てる未来を実現するために、食、エネルギー、きょういく、子育て、はたらく、コミュニティなど様々なテーマの検討を始めました。
また、フューチャー・セッションを開催したり、東京都の子育て会議のワークショップの企画推進を手伝ったりしてきました。
私たちは、「公平公正で努力が報われ 人を大切にする福祉国家」「自給率を高め、循環型で持続可能な社会」「伝統的な文化や平和思想を大切にし多様性を認める社会」を目指す姿としていました。
しかし、2013年ぐらいから日本がそれとは異なる方向に進み始めたと感じていました。
目先の景気や株価を上げることに人々の関心が向いている間は、この流れを変えるのは難しいと考えて、しばらくの間、静観することにしました。
ところが、この傾向は収まるどころか、なお加速していることに危機感を感じ、・・・目指す社会の方に引き戻すために、再び行動を起こすことにしました。
また、2030ビジョンがスタートした当時に比べて、AIや自動化の進展、ブロックチェーンなど新たなシステムの誕生、さらに、大地震などの自然災害や 財政リスクも高まっています。
そこで、未来シナリオの検討を2018年から開始しました。
その考え方は次のようなものです。
未来シナリオの検討を踏まえて、「未来ビジョン2030」というプロジェクトを始めました。
その取り組みは、以下をご覧ください。